モザイクアート

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モザイクアートという名称

 当サイトでお伝えしているモザイクアートにつきまして、本来歴史的には、モザイクアートという使い方ではなく、”モザイク”という表記が通常です。”モザイク”は言葉の定義としては広すぎるため、当サイトでは、”モザイクアート”という表記をしています。こちらのページでは、本来の”モザイク”という表記とさせて頂きます。

モザイクとは

 大理石などの天然石・ガラス・タイル等をカットし、その小片を組み合わせて制作される技法。またはその制作物。最古のモザイクはオリエント文明における紀元前3000年頃に施されたと言われています。神殿の円柱に円錐形のテラコッタを差し込む形で作られました。それらは遺跡として発掘されて、現代に姿を現しました。現在この様に、発掘されたモザイク、または製作当時から変わらない姿で現存しているモザイクが存在しています。モザイクとは、数千年単位でほぼ劣化しない芸術なのです。

モザイク 歴史の一片 [ウルのスタンダード]

 次に有名なモザイクがこちら。紀元前2600年から紀元前2400年頃に製作されたと言われている、「ウルのスタンダード」*(ウルの軍旗)(幅49cm)。シュメールの都市ウル、現在のイラク南部から出土した、箱状の木材の四面に貝殻や青いラピスラズリを埋め込んだモザイクです。戦争と宴会の場面が描かれています。現在、大英博物館に保存されています。

Image_Traveloco
Travelocoより画像引用

モザイク 歴史の一片 [ペラの玉石モザイク]

その後、紀元前4世紀頃のギリシャで製作されたペラの玉石モザイク

画像引用 : Classic Mosaic   出版社 Trafalgar Square Pub 著者 (Author) : Elaine M. Goodwin
Image引用 : Classic Mosaic 出版社 Trafalgar Square Pub 著者 (Author) : Elaine M. Goodwin

モザイク 歴史の一片 [東ローマ帝国]

 その後、3世紀〜7世紀、11世紀から14世紀にかけて、主に地中海沿岸、東ローマ帝国の隆盛と共に盛んに大理石を使用し、建築物の一部として建築と一体化された壁画や床モザイクが数多く製作されました。その内容は、神話の世界や文化や生活をモザイクに表したものの他、宗教的な物語をモザイクに表したものが今も多く現存しています。

近代のモザイク [アントニオ・ガウディ]

 近代のモザイクにおける代表的な建築家は、アントニオ・ガウディとその弟子のジュゼップ・マリア・ジュジョールではないでしょうか。グエル公園、カサ・ミラ、カサ・バトリョ・・・ 他には例の無いオリジナリティあふれるデザインの建築物と建築物に付随するディテール。特にグエル公園にはタイルによるモザイクが各所に散りばめられています。東ローマ帝国時代の、どちらかと言えば写実的なモザイクとは対照的な、抽象的なモザイクが多いです。どちらにより高い技術が必要かと言えば、東ローマ帝国時代のモザイクだというのは明らかです。しかしながら、自然や宇宙から直にインスピレーションを受けたとしか思えないガウディとジュジョールの建築とモザイクには、のびのびとした大きな魅力が宿っています。

タビナカマガジンより画像引用
タビナカマガジンより画像引用

現代のモザイク

 現代においては、大理石やガラス、タイルを素材としたモザイク壁画等のほか、芸術的な小品が製作されています。また弊社では、アントニオ・ガウディのお好きなお客様からのご依頼で、ガウディの作品をイメージしたモザイクをお庭にデザイン、製作させて頂いたことがあります。

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まとめ

  長い歴史を持つモザイク。歴史的には、神殿から始まり、ほんの一部の富裕層の邸宅、若しくは宗教施設等に施される特別な芸術、工芸でした。現在、タイルショップ・ガウディでは、注文製作によるモザイク製作を承っております。一般のお客様から、幼稚園、学校、店舗などの企業様まで、様々な方からのご依頼が有ります。モザイクに関することなら何でもお気軽にお問合せ下さい。

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*参考 : 世界史の窓 2019年12月29日9時(日本時間)

*引用画像 : Traveloco ロンドン大英博物館の見どころ完全攻略ガイド

*引用画像 : Classc Mosaic 出版社 Trafalgar Square Pub 著者 (Author) : Elaine M. Goodwin

*引用画像 : タビナカマガジン ガウディ作・グエル公園のおすすめスポット&チケットの予約方法