モザイク卒業制作復元ワークショップ 神戸北野工房のまち

モザイク卒業制作復元ワークショップ 神戸北野工房のまち

 神戸市からの依頼で、モザイク卒業製作を復元するための一連の作業とワークショップを開催しました。

 北野小学校の第67回卒業生によるモザイク卒業制作の設置されている場所は、ブロック塀が民家に隣接しており、危険ということで取り壊しが決まっていた様です。しかしながら、素晴らしい卒業制作をそのまま廃棄してしまうのは忍びないということで、地域の住民の方々の発案から、モザイク画を復元することになり、そのお手伝いをいたしました。

 デザインは、既存のデザインを忠実に再現しようということで、一部を切り取るかたちのデザインとなりました。 第67回卒業ということは、計算してみると1975年(昭和50年)に卒業されたのかと思います。このモザイクは、45年前のものということになります。何度もこのモザイクのデザインを見ていると、ふとひらめきました。大阪万国博覧会は、1970年に開催されています。会場には、岡本太郎の太陽の塔があります。かなりのインパクトです。・・・この卒業生のデザインは、岡本太郎の太陽の塔から、また、岡本太郎の作品に影響を受けて製作されたのではないか・・・? そのことに気付き、興奮しました。あの頃、日本中が高度経済成長で沸いていた頃です。岡本太郎は縄文時代など原始的なものからインスピレーションを受けて作品を作っている方です。太陽の塔は、高度経済成長の産物としての合理化に一石を投じる代表的な作品ではないでしょうか。そんな作品に影響を受け、実際に作品作りにデザインを取り入れたことは、感慨深いことです。

 45年前のモザイクタイルとはいえ、また、一部のみをコンクリートブロックから剥離させるとはいえ、かなり大変な作業でした。剥離、洗浄、漂白、洗浄、選別・・・ このタイルは本来は屋内用に施工されるべき種類のタイルでしたので、どうしても汚れが染み付いてしまっており、カビ臭さもあり、全ての汚れを取り除くことは出来ませんでしたが、程よい劣化で古いものの良さがそのまま再現出来たかと思います。

 地域の方々は、初めての作業で苦戦していましたが、モザイクという作業を楽しんで頂けたようで良かったです。約3時間ほどで終了しました。その後、壁に設置出来るようにこちらで作業し、翌日と、翌々日に設置いたしました。

 再現作品は約1m×3mです。神戸北野工房のまちの3階、講堂入り口付近に設置しておりますので、観光がてらどうぞご覧下さい。

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タイルショップ・ガウディでは、オーダーメイドでモザイク製作のほか、卒業製作などの復元ワークショップ等も承っております。

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